シンポジウム2 講演2

機械学習を用いた画像認識の研究動向

演者:
原田 達也(東京大学先端科学技術研究センター 教授)

[抄録]
計算機による視覚情報理解ためには,見た目とその意味との乖離であるセマンティックギャップが長年の課題であった.しかしながら,近年の大規模かつ高品位なデータセットとGPGPUに代表される強力な計算機パワー,ディープラーニングに代表される効率的な機械学習を活用することで,セマンティックギャップを乗り越える兆しを見せている.また,この機械学習を利用した画像認識技術の発展により,画像を利用した医療診断は,大きな転換点を迎えており,一部のベンチマークにおいては人の性能に迫る手法も出始めている.そこで,本講演では機械学習を利用した,実世界認識とその医療応用について講演する.

シンポジウム一覧へ戻る