シンポジウム2 講演4
機械学習によるメディア画像処理~大規模学習データセットに基づく機械学習手法の威力とその限界
演者:
佐藤 真一(国立情報学研究所 教授)
[抄録]
深層学習に代表される機械学習技術に基づくメディア画像処理技術の性能向上は著しく、一部のタスクでは人間の認識・識別性能を凌駕するような技術が実現できている。この技術革新には、大規模で現実的な学習データセットの整備が必要不可欠である。この講演では、こうしたアプローチにより、今メディア画像処理でどこまでできるのかを概観した上で、こうしたアプローチの問題点、すなわちデータセットのノイズやデータセットのバイアスなどについても述べる。